ファラン対策①
今回はファランのローリングライトキック(右構え【LK RK】)について。
獣ランクでこの極悪で理不尽な減りを見せるパワクラが猛威を振るっているので
その対策を述べたいと思う。
獣ランクのファランといえばとにかく分からん殺しで嫌われている。
確かに新規のプレイヤーにあの膨大な情報量を覚えろというのは無理がある話で、
柴犬さんも何度かこのブログでファランについて述べようと思ったが
どこからどう手を付けて良いのか分からず挫折した。
そんなわけで、分からん殺しについては「技覚えようね」で終わらせて
他キャラと同様に個別の展開で対策していくこととした。
ローリングライトキック(右構え【LK RK】)上段 パワクラ・ホーミング
発生 27(pc8) G +4~7y NH コンボ C コンボ
ノーマル・カウンター問わずにコンボに移行できる上段パワクラ。
ガードされても有利となり、続く中段が割れない。
さらにホーミングである為横移動でもかわせない。
欠点は右構えからしか出せない点。
そして、右構えに移行する技の多くはガードされて不利になるという点。
パワクラなのだから多少の不利は跳ね返すのでは?と思うところだが、
この技のもう一つの欠点が「発生が遅い」ということ。
つまり、フレームによっては相手の技をパワクラで耐えたとしても
相手の硬直が先に解けてしまってしゃがまれる事があるのだ。
(パワクラ発生時は若干スローになるのでおっさんでも見てからしゃがめる)
今回はその部分を主眼において述べていきたい。
(補足)
上段なのだからしゃがむかしゃがステの技を置くかすれば良いのだが、
右構えからは「有利フレームを得てフラミンゴに移行する技」が豊富にあり、
右構えの有利を放置することはファランの構え連携を許す結果になる。
よって、この技をケアしつつファランの手を止めたいというのが今回の狙い。
<右構えに移行する主な技>
ここからはローリングライトキック(以下RRK)に繋げられがちな移行技を
紹介しながら、それらの技後の状況およびRRKへの対処について述べていく。
なお、これらが全てではないので、マイナー技を使用するファラン使いについては
相手の勉強熱心さを褒めつつそこから学んでいこう。
なお、実戦ではヒット・ガード問わずRRKを警戒する必要があるものの、
技を食らった後に最速で行動するのは実際には非常に困難であるので、
今回は技をガードした場合の行動のみについて言及する。
ただ、一つ言えることはこのパワクラは上段であるので、どんなに不利でも
しゃがパンやファインドガジェット(4LP)、下段等のしゃがみ帰着暴れであれば
RRKを食らうことはない。逆にライトゥー暴れは確実に食われる。
ミドルバックブロー(左構え6RP)中段 G -2
ライトバックブロー(レフトフラミンゴ中RP)中段 G -2
左構えおよびレフトフラミンゴから気軽に出せる牽制技で、
リターンは大きくないがガード、ヒット後のフレームに優れている。
ガード時はRRKよりもむしろ右構え中ジャブ(10F)での暴れや横移動が多い。
~RRKへの対処~
10FのLPでもパワクラが間に合うが、LPLPでもRRKしゃがみには間に合う。
横移動警戒のRKでもRRKのしゃがみが可能。
ミドルクレイモア(左構え3RK)中段 ホーミング G -8
左構えからの唯一のホーミング技。
ヒット時は大幅不利+軸ズレを起こす為ガードが基本。
~RRKへの対処~
ガード時は15Fまでパワクラが間に合わない為、4RKでカウンターが取れる。
ガードされても確反のない3RPではパワクラが間に合うが
RRKの発生より早くアリサの硬直が解ける為見てからしゃがむ事ができる。
右半月蹴り(左構え4RK)上段 G -9
カウンター狙いの上段技。
ガードされた際の不利が大きく、相手はカウンター狙いに失敗した場面なので
ここからの暴れは少ないとみて間違いない。割れない技を出していきたい。
~RRKへの対処~
ガード時は16Fまでパワクラが間に合わない為、
この場面は3RPが完全に安定行動となる。
あまりない状況ではあるがNH時にも言及しておくと、
この状況では立ち技でもLPまではRRKをしゃがむことができる。
LPLPやワンツー、RKではパワクラの餌食になる。
回転踵落とし(左構え66LK)中段 G+6
ヒットガード問わずファラン側が有利になる中段。
この技に関してはRRKの存在抜きでバックダッシュが基本。
ヒットガードどちらも若干距離が離れる為、ほとんどの技をスカせる。
~RRKへの対処~
ピースキーパー(66RK)中段 G -6
獣ファランの中距離の主力であり、RRKの準備動作。
獣ファランの半分はここからRRKが飛び出してくると言っても過言ではない。
横にペラく、左横移動一回で背面を取られてしまう為
拳段、羅段と相手が上手くなるにしたがって使用頻度が落ちていく。
~RRKへの対処~
13FのRKまでパワクラが間に合わない。
3RPでもヒット後にしゃがみが間に合う。
暴れ+しゃがみ+RRK読みなら3RP~しゃがみ、
横移動を混ぜてくるならRKといった選択肢が無難。
踵落とし(立ち途中RK RK)中段 G -5
ファランの立ち途中の主力技。
下段ガード時や上段をしゃがんだ後の確反にも使われ、
ガード時もヒット時も頻発する場面だ。
ガード時はもちろん、ヒット時にもホーミング目的でRRKが置かれる。
~RRKへの対処~
パワクラ発生前にカウンターでコンボに移行できる技がない。
相手の暴れが割れずRRKにも負けない中段は3LP1発止めと3RKのみ。
+5Fは4RKを選択肢に入れたい場面であるが、4RKはRRKの餌食に。
なお3RPはRRKをしゃがめるが相手のRP暴れに負ける。
4LPもRRKには勝てるがしゃがパン暴れと相打ちとなり旨味なし。
シャープクレイモア(横移動中RK)下段 G -13 NH +5s
ファランの強い下段。ガード時は確定反撃で問題ない。
ヒット時に暴れ狩り兼横移動対策としてRRKを使用することがある。
相手側としてはガードさせれば良い程度の考え。
~RRKへの対処~
この場面では左横移動しゃがみとバックダッシュがベスト。
2P側では左横移動ができない為、バックダッシュ一択となる。
コンバートミドル(レフトフラミンゴ中 4RK)中段 G-8
レフトフラミンゴからのカウンターコンボ始動技。
ガード後密着で+8Fはミドルクレイモア(左構え3RK)と同じ状況。
4RKでカウンター、3RPもRRKをしゃがめる。
~RRKへの対処~
とりあえずは以上。
基本的にアリサ有利で迎えた右構えでのRRK対策は
バックブローガード時を除き全て3RP~しゃがみで差し支えない。
4RKでパワクラ発生が間に合わないという場面においても、
総ダメージが多いことと確反がないことを考慮すれば
ベストは3RPであるといえる。
逆にアリサ不利で右構えを迎えた場合は、
左横移動~しゃがみを基本としたい。
本来なら右構え中の左横移動しゃがみの有用性を別に語りたいところだが
そうなると冒頭で述べた通りとんでもない情報量になる為割愛。
ごめんなさい。
最後に。
今回は技後の展開のみを挙げたが、
実際の対戦では生構えチェンジからの置きローリングライトも大きな脅威。
フレーム関係なしの場面においての置きRRKに対しては
しゃがみステータスの技で対応すると良い。
例えばポールの軍馬やキングのレッグブレーカーのような技がアンチ。
もちろん突っ込みながら技を出さないのが一番だが。
とにかく、技の性質を充分に理解し、相手のしてくる事に対応できることで
はじめてこの技の対策が完了したと言えよう。
ローリングお市さん!