ファラン対策⑥
今回は左構えのファラン対策。
最も基本の構えであり、相手の技をガードした後や
しゃがんだ後、ダウンから起きた後は左構えに戻るようになっている。
左構えは有利な状況を作りながら他の構えに移行する技や
連携の起点となる技が豊富。
一方で優秀な置き右アッパーやスカ確のLプラなど
基本的な立ち合いに必要な要素は充分揃っている。
ここからは左構えからの主要技とその対策を述べていく。
RLキック(RK LK)上中
発生11F G -6 NH +5 CH +5
一発目から連続ヒットする上中段連携で、主に牽制や確反に用いられる。
NH後は左構えに戻りこちら側が6F不利な状況。
ここからのファランのカウンター狙いとしては
上段の4RKが割れず、中段の3RPや6WPがこちらの10Fと相打ちでコンボへ。
どれもガードしても確反がない為 面倒くさい。
一応4RKは左横、3RPは右横で回避可能。
とはいえそれぞれ逆方向では回避不可で、6WPは両横に強い。
一方で立ちガードを固めていると削りの下段を重ねてくるが、
これらは全て右横移動で回避可能。(ローハイは2発目がついてくる)
このように、右横移動を選択肢に混ぜれば
4RKや6WPはNHで食らってしまうものの
ローリスクハイリターンな読み合いが可能。
また、この技は2発目をキャンセルしてLFに移行することができる。
発生11F G -6 NH +5 CH +5
基本的に「見てから」フレーム通りの技の撃ち合いは不可。
フレーム通りに対応するにはキャンセルを読んだ行動が必要となる。
まずガード時。
ガード時にキャンセルを読み切って反撃されると
ファラン側はカレーパンチやステータス技に頼る以外に打つ手なし。
少なくとも獣・拳クラスでこの場面で回避行動をとるようなファランは
見たことがないので、キャンセルを読んだら
18Fまでの中段技を出しておけば安定。
なお、リターンは少ないがアリサ3LPを出しておけば
パワクラやしゃがみステータス、カレーパンチまで全対応。
同じく13FのRKはしゃがみステータスのLF中2RKに勝てないが
それ以外には全対応でリターンも大きい。
もちろん、脊髄反射的な対応が必要なので要反復。
慣れない内はしゃがパン割りでもファラン側としては鬱陶しい。
次にNH時。
ファラン使いの中には確定の状況で2発目のダメージを捨てて
5F有利でのレフトフラミンゴからの攻めに移行するプレイヤーもいる。
とはいえこの場面のファランの主な選択肢は
割れない中段択であるフラミンゴサイドキック(LF中LK)、
ライトフラミンゴに移行するローハイ(LF中2LK RK)、
右構えに移行するコンバートロー(LF中1RK)、
WP抜けの投げぐらいで、
投げ以外は全て右横移動で回避可能。
展開が非常に早い上にキャンセルを読み切った上での事となる為難しいが
攻撃の起点としてこのキャンセルを好んで多用するプレイヤーもいるので
是非試してみて欲しい。
ステップインアッパー(3LP)中
発生13F G ±0 NH +7 CH +7
ファランの左アッパーは派生がないかわりにガードで五分。
他の主要技と違いこちらの右横移動に強く左横移動に弱い。
その意味でも牽制として非常に強い。
ボディーブロー(3WP)中
発生13F G -3 NH +8 CH +8
左アッパーよりややリーチの長い13F中段。
ガード時は左アッパーと違い不利フレームとなるが
ヒット時の有利が大きい。
ショートアッパー(3RP)中
発生15F G -7 NH コンボ CH コンボ
しゃがみが浮かないタイプの右アッパー。
リーチが短めで横に弱く、主に置きで使用される。
ガード後はこちらの技を横移動でかわしづらいフレームだが
アリサ右アッパーやライトゥー等の横に弱い技は
横移動やフラミンゴフェイントで回避されるので注意。
プッシング(6WP)中
発生15F G -9 NH +2 CH コンボ
右アッパーと同じ発生のカウンターコンボ始動。
NHで浮かないかわりに右アッパーに比べリーチが長く横に強い。
ミドルバックブロー(6RP)中
発生 16F G -2 NH +9 CH +9
技後に右構えに移行する。
ガード後の隙が小さく、横移動とパワクラを絡められると
どちらが有利なのか分からなくなる。(パワクラについては対策①参照)
NH後は横移動もしづらく厳しい展開。
展開作りの為の技。
レフトプラズマブレード(4LK)中
発生16F G -19 NH コンボ CH コンボ
通称 “Lプラ”
しゃがみガードを浮かせるファランの中段の中では最も発生が早い。
ガードで浮き確の為、基本的にはスカ確用。
青ライジングブレード(6n3jRK)中
発生16F G -10 NH コンボ CH コンボ
通称 “青ライ”
ファランを代表する技で、攻め(二択)の中段を担う。
ガードで距離が離れるが届けば一応確反がある。
左横移動に弱く、右横でもタイミングが合えば回避可能。
とはいえコマンドの関係上、ナチュラルに遅れた青ライは
右横に引っ掛かりやすいので安心はできない。
右掛け蹴り(6RK)上
発生17F G +7 NH +18G CH +18G
技後にライトフラミンゴに移行する。
上段だがガードで非常に有利なフレームでライトフラミンゴに移行。
ここからのフラミンゴライトヒール(RF中 3RK)と
カクタスショット(RF中2RK LK)で二択を迫ってくるファランが多いが、
これらは右横移動しゃがみで両対応できる。
ただしガードで隙の小さいRF中LPや
NHコンボ始動のRF中4LK辺りは右横に強く割り込みも不可の為
右横しゃがみも万能ではない。
ちなみにRF中4LKはガードで-15の浮き確。
スイープキック(1LK)下
発生19F NH ±0 CH +7
ファランの左構え下段といえばこれ。
リーチの長いしゃがみステータス。
ジャブの届かない間合いでよく振られる。
ここから踵落としを連発するファランがいるが
NH後は五分の為10F技で割れる+横移動の強いキャラは左横可能。
ただもちろんこの辺は読み合い。
シャープクレイモア(横移動中RK)下
発生19F G -13 NH +5s CH コンボ
横移動からの強力な下段。
技後の攻めが強力な壁際でよく使用される。
壁際以外でヒットした場合は
とにかくバックダッシュが有効。
壁際で食らった場合はバックダッシュで回避できない為
後述の踵落としNH後を参考に。
踵落とし(立ち途中RK RK)中中
発生11F G -5 NH +4s CH +4s
技後に右構えに移行。
ガード時は相手の横移動とパワクラ(RRK)に注意。(対策①参照)
ヒット時は4F不利+しゃがみの状態で右構えの二択を受けるが、
「不利+右構え移行」の場面は左横移動しゃがみが有効。
ファランの右構えは左横移動に弱い技が多く、
ファラン側の選択肢をかなり狭めることができる。
同様に右横移動からのしゃがみステータスも有効で、
アリサの場合は右横~1LKが使いやすい。
また、右横しゃがみでは回避できないが
右横歩きなら回避可能という技もある。
ただしローリングライトには注意。
例によってしゃがみから左横移動ができない2P側は厳しい。
<中距離>
ファランの中距離対策はとにかく左横移動を意識すること。
ファランは66または666入力のアサルト系の技を多く持っているが、
それらのほとんどが左横移動、もしくは両横に弱い。
ここを徹底されるとファランはそれに対処する行動を迫られる。
また、回転踵落とし(66LK)やフライングネリチャギ(666LK)は
ガード・ヒット問わず6F不利になってしまうが、距離が離れる。
壁を背負った状態が厳しいのもシャープクレイモアと同様。
左横移動しゃがみを軸に防御的にならざるを得ない状況。
中距離技の中で特に注意すべきはバズーカキック(666RK)後。
上段だがガードで5F不利となり、背向けからの択を迫られる。
まずここからのプラズマブレード(背向け中RK)が割れない。
ガード後も-13で浮かない。
さらにファランは背向けから
コブラバイトスロー(背向け中WR4)と
アスロック(背向け中WL6)という2種類の投げがある。
これらはそれぞれRP抜けとWP抜けになっている。
背向けプラズマブレードは左横、
投げはどちらも右横でかわせるが
どちらも逆方向にはかわせない。
毎回これらの直接的な三択を仕掛けてくるようであれば、
左横移動をしつつ投げがきたらどちらかを抜ける、という行動が低リスク。
<投げ>
ファランの正面左構えからの投げは抜けボタンが3種類となる。
デーモンヒール(214LK)LP抜け
最もダメージの高い投げ。
コマンド入力はやや複雑ながら発生が1F早い11F。
コブラバイトスロー(WR4)RP抜け
WP投げと同ダメージ。
ソードフィッシュスロー(1WL)WP抜け
ポールブレーカー(6RP+LK)WP抜け
なお、投げの後にLプラを重ねてくるファラン使いが多いが、
これらは全てレバー上入れのその場起き、右側横転で回避可能。
特にデーモンヒール後はレバー後ろ入れで起き上がると浮くので注意。
以上。
次回は右構えの技について述べていきたい。